このブログは一体なんなのか。

なんの前触れもなく、始まりました。

 

とりあえず、書いてみる。

内容はまぁ決まっていない。

 

そもそもなぜ、書いてみようと思ったのか。

 

それは、そうすると、なんとなく昨日までと違った自分が見えるのではないか。

バラ色の珍生がこちらのものになるのではないか、と。

 

 

朝起きて鏡を見たら、そこには限りなくベネディクト・カンバーバッチに近い気もする男が、ドヤ顔でそこに立っているのではないか。

たまにしか作らない料理も、突如として現れた心の中の陳建一が「コレオイシクナルヨ!スゴイヨ!」と褒めちぎるばかりに鹿賀丈史の記憶が不確かになるほどの料理の腕前になるのではないか。

岸朝子も納得の美味しゅうござり方をするのではないか。

 

 

 

 

そんなわけはない。

 

 

 

 

たかが文章をチョロっと書いたぐらいで入れるほどアベンジャーズは甘くはない。

カンバーバッチに限りなく近いのはヒゲの毛量だけである(ドクターストレンジャー)。むしろそこは勝る。

料理なんてたまにというか、作ったことほぼ無いじゃないか。シェフのshの字も無い。というか、そもそもフライパンがない。

 

 

 

わかっている。

 

わかっているのだ。

 

 

 

 

しかし、待ってほしい。

男子諸君なら、わかるはずだ。

 

 

 

想像してほしい。

例えば乙女座で卯年でA型の冴えない男が、一人で夏の海に出かけたところで、何も起きるはずがない。

声を掛けるわけでもなく、ただただ缶ビール片手に、色とりどりのケツを眺めながら、

 

あっつぅーん

 

と独り言つのが関の山だろう。

 

 

「あっ、あれ・・・?お兄さん、一人なんですか…?私も何となく一人で来ちゃって・・・。あの、よかったら、その、一緒に・・・///」

 

 

などと言いながら佐々木希(未婚)が声をかけてくることなど無いことはわかっているのだ。

 

 

わかっている。

 

 

 

 

0.1%だ。

 

 

 

私は、私にあるこの0.1%の可能性に、淡い期待を持ちつつ、一人海へ向かうのだ。

そう、そんな都合の良いことなど起こるはずもない。

世界は私を中心に回ってはいない。

世界は佐々木希の小さなおっぱいを中心に回っているのは百も承知だ。

それは譲れない。

 

 

 

 

しかしわかっていつつも、もしかしたら、 という勘違いの権化のような自分が出てきてしまう。

海に着く頃には「アレ、これもしかしたらいけんじゃね?」という根拠のない自信に満ち溢れてしまっている始末だ。完全に暑さにヤラレている。

 

 

 

恥ずかしながら、私は今回も、この0.1%の可能性にかけたのだ。

 

 

 

もしかしたら、昨日までとは違った毎日が来るのではないか。

朝起きたら我が家の冷蔵庫が、明太マヨで溢れかえっているのではないかと・・・

 

 

 

 

 

 

 

えー、そんな感じで明日の朝通勤中に目の前で佐々木希(未婚)がハンケチを落とすことを期待して、はじめていこうと思います。

 

よろしくお願いします。